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この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

ローコスト注文住宅で失敗しないためには?安い仕組みと注意点を解説

注文住宅にこだわりたいけど、なるべく予算を抑えたい・・・
多くの方が直面するのが予算の問題です。

そんな中、最近では「ローコスト住宅」を選ぶ方が増えています。

ローコスト住宅とは

「ローコスト住宅」とは、厳密な定義が決まっているわけではないですが、一般的には注文住宅の中でも建築費1,000万円台の価格帯の住宅を指します。

坪単価で言えば、大手ハウスメーカーでは60~90万円程度、ローコスト住宅では30~50万円程度と、大きな差があることがお分かりいただけると思います。

最近では、工務店だけではなく、大手メーカーも質の高いローコスト住宅をウリにしている会社が増えているのです。

実際に満足度が高く、実績をあげているメーカーが増えているため、認知度も高まっているといえます。

・注文住宅にこだわりたいが、予算はとにかく抑えたい
・シンプルかつ効率よく家づくりを進めたい、デザインにはあまりこだわりがない

いう方にはおすすめの選択肢です。

また、将来的な建て替えや住み替えの可能性を考えて選ぶ方も多くいます。
将来起こりうる様々な可能性を考え、建替えや住み替えをするとなった際に住宅ローンが残っていると難しくなってしまいますが、初めからコストを抑えることでそのハードルは低くなります。

とは言っても「品質は大丈夫なの?」と不安に感じる方も少なくないはずです。

もちろん低価格が実現できるのには理由があるので、基本的な部分は理解しておく必要があります。
注意しなければならないポイントもあります。

ローコスト住宅の価格の仕組みと、メリット・デメリットについて紹介したうえで、どんな人に向いているか?を分かりやすく紹介していきますね。

ローコスト住宅が安い理由

では、ローコスト住宅が実現できる理由は何でしょうか?

もちろん、ただ安い材料・労働力を選んでいるだけではなく、様々な面でコストを抑えることで実現しているのです。

仕組みを理解しておくことで、大きなトラブルや失敗を避けることにもつながりますので、ここでは3点紹介しておきます。

使う部材や設備のグレードを抑えている

これはイメージしやすいところだと思いますが、使う部材や設備をなるべく安価なものにしています。

ただし、各会社の基準によって使う部材の下限ランクが決まっているため、「一番質が悪い」というわけでは決してありません。

例えば、構造材については、無垢ではなく外国産集成材を使ったりします。

床は温かみや柔らかさのある無垢が人気ですが、ローコスト住宅では突板のものが標準となっていることがあります。
見た目は無垢そのものだったりしますし、傷が付きにくいものや床暖房に適しているものなどもあるのです。

外壁材なら16mmではなく14mmのサイディングを使ったり、サッシはダブルでもガスが入っていなかったり、お風呂屋やキッチンのグレードを必要最低限のものに設定するなど、細かい工夫も各所に見られます。

これらは見た目上影響が少なかったり、性能面でも十分だったりします。
しかし、最新の高性能なものと比べるとどうしても劣って見えてしまうのは否めません。

大量一括仕入により材料費を下げる

ローコスト住宅は「規格型住宅」が基本で、部材や設備などの仕様をパッケージとして統一し、まとまった数を購入することでコストダウンを可能にしています。

また、小規模の工務店では大量仕入れが難しいので、複数の工務店同士で協力しあう共同仕入れネットワークに加盟していることもあります。

建物の形状や間取りに関しては、凹凸が多いと部材が多く必要になるので、なるべく真四角に近いシンプルな形が多いですね。

作業効率を上げて、人件費を抑える

ローコスト住宅は、家の間取りや仕様決めなど、設計士やコーディネーター、営業担当、監督、職人さんなど、家づくりに携わる人の工数をもなるべくスリムにし、コストダウンを実現しています。

間取りに統一の規格を設けたり、設備などの仕様は選べる範囲をある程度限定する工夫をしています。

また、同じようなプランの住宅をいくつも建てることで、現場監督や職人の作業効率もアップし、複雑な作業が削減されれば、工事の品質を落とさず人件費も削減できます。

選択できることが限られているため、打ち合わせも少なく、比較的効率よく進められることが多いといえます。
これはお客様にとってもメリットに感じることも多いようです。

ローコスト住宅で失敗しないための注意点

このような特徴があるローコスト住宅ですが、選ぶときに注意しなければならない点があります。
後々「話が違う」「イメージと全然違った」という失敗を起こさないようにしたいですよね。

標準仕様がシンプル

ローコスト住宅は、必要最低限のシンプルな標準仕様になっていることが大前提です。

だいたいの間取りや設備などの仕様が限定されているで、注文住宅とは言っても自由度は低いといえます。

「注文住宅なのに、そんなに自由がきかないの?」と思われるかもしれません。
もちろんオプションや変更ができる部分もありますが、割高になってしまったり、そもそも対応できないケースもあります。

追加や変更を重ねていくと、ローコスト住宅の本来のコストメリットがなくなってしまい、ローコスト住宅を選んだ意味は?ともなりかねません。

標準仕様はメーカーによっても様々なので、モデルルームなどがあれば見学をして、イメージと仕様を確認した方が良いですね。
なければ、パンフレットや担当者から説明を受けるなどして、しっかり事前確認することは大切です。

標準仕様を見て「本当にシンプルなんですね~」という声もあれば、「あまり期待していなかったけど、十分じゃない?!」と驚く声もあります。

広告などの表示価格

「980万円~(本体価格)」と大きく価格が書かれた広告や看板をよく目にします。
何の広告?とよくよく見ると、注文住宅の広告だったりしますよね。

たしかに注文住宅と書かれているのに、目を見張るような価格ですよね。

しかし「本体価格」に何が含まれているかは、会社によって異なるため、その価格だけに惑わされてはいけません。

建物本体工事費だけを示していることも多く、実際にはほかにも付帯工事や外構工事費・諸費用などがかかってきます。

実際に具体的な見積もりを出してもらうことは欠かせません。
また、複数社で比較することも会社を選ぶうえで大切です。

標準仕様なのかオプションなのか?をすべて確認したうえで、見積もりを出してもらいましょう。

性能、アフターサービス

最近ではローコスト住宅の競争力も高まっているので、全体の質も高くなってきています。

しかし、安さだけにとらわれて材料の品質が低かったり、施工が雑だったりする会社もないわけではありません。

また、一般的な大手ハウスメーカーの注文住宅と比べれば、高性能と言いがたいところもあります。

性能面については”住みやすさ”そのものに関わってくるので、よく確認しておきましょう。

低価格を実現するために、アフターサービスが十分ではない場合もありますし、保証期間が短い場合もあります。

ご予算にあった最適な家づくりを

ローコスト住宅は、安かろう悪かろうというわけではなく、必要十分に整えられた住宅です。
家族構成やライフスタイルによっては最適な選択肢になるかもしれません。

一昔前の住宅に比べて、現在建築される住宅は性能が格段にアップしており、例えば家電や車のように「最新」を追い求めなくても、住宅としての機能は十分に果たします。

もちろん、もう少しコストをかけることによって快適さやステータスにプラスαが生まれるのも事実ですが、予算には限りがある場合がほとんどで、現実的に多くの方が悩まれるポイントです。

おうちモールでは、ご予算とご希望にあった家づくりを実現できるよう、最適な提案をいたします。
そのためには適切な資金計画がとても大切だと考えています。

家づくりでは、メーカー選びや性能面の見極めはやはり簡単ではないですし、選択肢が多すぎると悩んでしまうのも当然です。

大きな買い物だからこそ、妥協せずお客様に合った最適なものを一緒に真剣に考えていきます!

ご不安に感じるところや選び方に悩まれることもあると思うので、ぜひお気軽にご相談ください。

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