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新築注文住宅にありがちな失敗事例紹介と後悔しないための対策方法

人生の中で1番高い買い物が注文住宅という方も多いでしょう。
金額が高い分、住んでからの失敗や後悔は避けたいですよね。

今回は注文住宅で起こりがちな失敗例と対策についてお伝えします。
  • 注文住宅を検討しているが無駄なお金を使いたくない
  • 住んでから後悔しているポイントを知っておきたい
このような方はぜひ目を通してみてください。

目次

  • 注文住宅の設計の失敗とは?なぜ起こる?
  • 注文住宅における失敗例①玄関
  • 注文住宅における失敗例②お風呂
  • 注文住宅における失敗例③寝室
  • 注文住宅における失敗例④リビング
  • 注文住宅における失敗例⑤ダイニング
  • 注文住宅における失敗例⑥キッチン
  • 平屋住宅ならではの失敗談と対策
  • 二階建て以上ならではの失敗談と対策
  • ローコストの注文住宅に注意!ありがちな失敗と対策
  • 一生に一度の家づくり!後悔しないための方法とは?
  • まとめ

注文住宅の設計の失敗とは?なぜ起こる?

注文住宅を設計する上での失敗とは、構造上の大きな失敗ではなく細かな失敗のことがほとんどです。
よくある失敗例を少し紹介します。
  • ○○に収納を付ければよかった‥。
  • 内装の仕上がりがイメージと違う‥。
  • ここにコンセントが欲しいって言ったはずだけど‥。
では、このような失敗はなぜ起こるのでしょうか。

ほとんどの場合は、住宅会社側と施主(家を建てる人)側のコミュニケーション不足や言った言わない問題が失敗につながります。

住宅会社側は「言わなくてもわかるだろう」と思い込んでいても、施主側は初めての家づくりなのでわからないことだらけですよね。

そのため、細かい箇所まで提案・説明してくれる担当者や、信頼できる住宅会社を選ぶことが大切です。

また、施主自身も最低限の知識をつけた上で打合せに臨むことで、失敗や後悔を防ぎやす
くなるでしょう。

ただし、専門的な知識は必要ありません。
注文住宅を建てた人はどんな失敗をして後悔しているかを知ることで、事前に対策を考えることができます。

実用的な知識をつけて、満足の行く注文住宅を建てましょう。

注文住宅における失敗例①玄関

玄関に関するよくある失敗例を確認し、対策を考えていきます。

失敗例①「思っていたより狭かった」

図面で見る広さはイメージしにくいため、建物が完成してから「思ったより狭かった‥」と後悔する人もいます。
対策
・見学会に参加して同じ広さの玄関を体感する
・気に入った家の玄関の広さをそのまま採用してもらう
玄関がコンパクトになってしまうときは、玄関ホールよりも玄関に入ってすぐのタイル部分の面積を確保した方が広く感じます。

失敗例②「大きな玄関収納を採用したら圧迫感がすごかった」

収納量を重視して大きな玄関収納をつけたら、圧迫感がすごくて玄関が狭く感じるという方もいます。
対策
・白や明るい茶色の玄関収納をつける
・コの字や二の字の玄関収納を採用し、窓をつけて開放感を出す
色による圧迫感の感じ方は大きく異なります。
また、色が濃い玄関収納でも窓があれば日差しが入るため、空間を広く見せることが可能です。

失敗例③「玄関の配置をよく考えればよかった

玄関の配置を失敗して後悔する方もいます。

例えば、玄関とパントリー・トイレなどを近づけたら、来客時に目線が気になったという意見がありました。

逆に、帰宅後すぐに手洗いができるように、洗面所が近いと良かったと感じる方もいます。
対策
・目線が気になるなら扉やロールスクリーンをつける
・帰宅後の動きを確認する
具体的な行動パターンを想像をすると、使いやすい配置がわかるのでおすすめです。

注文住宅における失敗例②お風呂・脱衣洗面所

お風呂や脱衣洗面所はコンパクトな空間ですが失敗例や後悔が多いです。

失敗例①「お風呂が狭かった」

1坪のお風呂を採用したら狭かったと感じる方もいます。
子供と一緒に入る家庭やお風呂時間が好きな方は、広めが良かったと後悔しているようです。
対策
・1.25坪や1.5坪などの大きなお風呂を採用する
・ショールームで実際に体感してみる
・明るい色を基調にした浴室にする
ショールームはリアルサイズの浴室があるので、好みの広さを見つけに行きましょう。

また、色によっても広さの感じ方は変わります。
同じ大きさのお風呂でも黒系と白系のカラーでは、黒系の方が狭く感じてしまいますので注意してください。

失敗例②「脱衣洗面所の収納が足りない」

脱衣洗面所に下着やタオルを置く収納や、ヘアケアや化粧品などの小物用収納が足りなかったという失敗例がありました。
対策
・奥行の浅い可動棚の採用する
可動棚はしまうものに合わせて棚の高さを調整できます。
タオルもたっぷり収納できますし、化粧品や洗剤などの細々したものもすっきりとしまうことができます。

失敗例③「脱衣洗面所が狭かった」

脱衣洗面所に室内物干しを採用したら脱衣洗面所が狭かったと感じている方もいます。
朝の準備のタイミングも洗面所に家族が集まるので狭く感じますよね。
対策
・用途を考えて広さを決める
・洗面所と脱衣所を分ける
脱衣洗面所で室内干しやアイロンがけをするなら広めに設計しましょう。

また、洗面所と脱衣所が分かれていれば、洗濯物を干していても洗面台が使いやすいです。
お風呂上がりの家族が脱衣所にいても、広々と洗面台を使えます。

注文住宅における失敗例③寝室

寝室は広さや窓、クローゼットに関する失敗例が多いです。

失敗例①「ベッドを置いたら狭かった」

置くベッドサイズを考えずに寝室の広さを決めてしまうと、ベッドを設置してから狭いと感じてしまう方もいます。
対策
・設計時からベッドサイズを考える
・購入するベッドのサイズを図面に反映してもらう

失敗例②「枕元に大きな窓を採用しなければ良かった」

枕元のすぐ近くに大きな窓を採用して後悔した例もあります。
なぜなら、冬場は窓から冷気が入ってくるので寒く、夏場は早朝から日差しが入るため目が覚めてしまうからです。
対策
・高い位置に横長の小さな窓をつける
・ベッドの両端に縦長の細い窓をつける
窓の位置や大きさを調整して、寒さや明るさ対策を行いましょう。

失敗例③「ウォークインクローゼットに湿気が溜まる」

閉めっきりのウォークインクローゼットに湿気が溜まるという失敗例もあります。
対策
・窓や換気扇をつける
・入り口に扉をつけない
・除湿器を購入する

失敗例④「寝室の奥まで服を取りに行くのが面倒」

寝室の奥にクローゼットを配置すると、洋服を取りに行ったりしまいに行くのが面倒という方もいます。
対策
・寝室の入り口付近に配置する
・寝室ではなく物干し場の近くに配置する

注文住宅における失敗例④リビング

家族と長い時間を過ごすリビングは様々な失敗例があります。

失敗例①「リビングが狭かった」

家具を置いたら思っていたより狭くなったという方もいます。
対策
・置く家具のサイズを伝えて図面に反映してもらう
・造り付けの家具を多く採用する
家具を購入するのではなく、大工さんに造りつけてもらえば設計時から広さがイメージしやすいです。

失敗例②「リビングに細々とした収納があればよかった」

書類や日用品などの細々したものをしまう場所がなかったという失敗例です。
対策
・扉のついた奥行の浅い収納を作る
・テレビ台の収納を増やし細々としたものを収納する

失敗例③「吹き抜け・階段を付けなければよかった」

リビングに吹き抜けや階段があると、家族の話声や冬場の寒さが気になるという意見もあります。
リビング・ダイニングが一体になっていると食事のニオイも気になりますね。
対策
・寒さが気になるなら全館空調を採用する
・話し声やニオイが気になるなら折り上げ天井を採用して開放感を出す
全館空調は家中を近い温度に保つので、吹き抜けがあった方が高効率です。

注文住宅における失敗例⑤ダイニング

ダイニングは食事をする以外にも、テレワークや勉強場所として使う家庭もありますね。
よくある失敗例をお伝えします。

失敗例①「ダイニングテーブルの近くにコンセントがない」

テーブル付近にコンセントがないと、ホットプレートで食事をするときに延長コードを使わなければなりません。
対策
・テーブルの高さに合わせてコンセントを設置する

失敗例②「ダイニングテーブルの上が整理整頓できない」

ダイニングテーブルの上は、醤油などの調味料やティッシュなどの日用品が出しっぱなしになりやすいです。
対策
・テーブル横の壁にニッチをつけて収納する
・キッチン前に奥行の浅い収納を採用して収納する

失敗例③「ダイニングをキッチン前に配置したら配膳が大変」

対面キッチンの正面にテーブルを置くと、キッチンをグルっと回って配膳・下膳をしなければなりません。
対策
・キッチンと横並びのダイニングを採用する
・キッチン前にカウンターを採用してまとめて配膳できるようにする

注文住宅における失敗例⑥キッチン

キッチンは一日に何度も使う場所のため、不便さに気が付きやすいです。
そのため様々な失敗の声が上がっており、注文住宅の際には特に注意が必要です。

失敗例①「アイランドキッチンにしなければよかった」

開放感のあるオシャレなアイランドキッチンは人気です。
しかし、油や水が跳ねたり、来客時の目線が気になるという後悔の意見もあります。
対策
・油ハネが気になるならコンロ前にガラスパネルを採用する
・水ハネや目線が気になるなら手元の壁を少しだけ立ち上げる

失敗例②「食洗機を使っていない」

標準仕様の住宅会社も多い食洗機ですが、採用しても使っていない方もいます。
予洗いが必要だったり、入らない食器があると自分で洗ってしまった方が楽に感じてしまうようです。
対策
・予洗い不要の海外産の食洗機を採用する
・1度にたくさんの量を洗える深型食洗機を採用する

失敗例③「食材や家電置き場が足りない」

キッチンには本体の収納の他に、カップボードを採用する方も多いですよね。
しかし、それでも食材や家電の置き場が足りないと感じている方もいます。
対策
・コンセント付きのパントリーを採用して食材も家電も置けるようにする
・カウンタータイプのカップボードを選んで家電の置けるスペースを増やす

平屋住宅ならではの失敗談と対策

平屋住宅は階段がないワンフロアの生活のため、階段の上り下りの際にかかる身体への負担がありません。
また、すべても空間がワンフロアにあると、家族間の距離が近くなりコミュニケーションが取りやすいとくメリットがあります。

しかし、ワンフロアの平屋ならではの失敗談もあります。

失敗談①「トイレ渋滞が起こってしまう」

30坪のコンパクトな平屋を建てた4人家族のAさん。
スペースが取れなかったためトイレを1つにしたところ後悔したそうです。
なぜなら、朝の出かける前などに家族でトイレのタイミングが被ってしまい、トイレ渋滞が起こってしまうからです。
対策
・トイレは2つ採用する
片方のトイレは1帖未満の小さなトイレでもいいので、トイレを2つ作ることをおすすめします。

失敗例②「LDKが暗い」

平屋住宅の中心に縦長のLDKを採用したBさん。
LDKの周りは他の空間で囲まれているため、窓が南側にしか取れなかったそうです。
そのため、リビングしか日差しが入らず、昼間でもキッチンは電気を付けています。

LDKに対して1面しか窓がないと、風通しも悪いです。
対策
・LDKは2面に窓を付けられる配置にする
・かけ違いの屋根にして上からも光を取り込む
平屋住宅はワンフロアに全ての空間を配置しなければならないので、1つの空間に対しての窓の量が少なくなってしまうことがあります。

設計士と打合せながら、しっかりと採光・採風が確保できる間取りにしましょう。

二階建て以上ならではの失敗談と対策

続いて、二階建て以上の住宅であった失敗談についてお伝えします。

失敗談①「バルコニーに屋根をかければよかった」

晴れた日はバルコニーに洗濯物を干す共働きのCさん。
朝は晴れていたから外に干したら、夕方に雨が降って洗濯物が濡れてしまうことが頻繁にあるそうです。

再度洗い直さなければならず面倒ですね。
対策
・インナーバルコニーにして雨を防ぐ
・日当たりの良い場所に室内干しスペースを採用する
2階は1階と比べて日当たりが良いので、バルコニーの入り口あたりに室内干しをつけておくことをおすすめします。

失敗例②「直線階段にしなければ良かった」

オシャレな直線階段を採用したCさんは、子供が転んだときに一気に階段を滑り落ちてしまいヒヤッとしたそうです。

子供部屋が2階以上にある家は、安全性の高い階段を選びましょう。
対策
・階段の途中に踊り場を付ける
・階段の両サイドは壁または腰壁にする
踊り場があれば階段の下まで一気に落ちることはありませんし、上り下りの途中で少し休むこともできます。

また、子供にとっては手すりの位置は高いこともあります。
両側が壁なら手を添えながら上り下りでき、階段横から下が見えないので恐怖心も和らぎます。

ローコストの注文住宅に注意!ありがちな失敗と対策

ローコストで注文住宅は何よりも価格が魅力的ですよね。
しかし、安さばかりに目を奪われていると失敗することもあります。

ローコストの注文住宅でありがちな失敗例は「契約後からどんどん価格アップしてしまった」という点です。

ローコストの注文住宅では、標準仕様ばかりを採用すれば価格が抑えられます。
しかし、オプションの仕様を採用すると、一気に価格が上がってしまうことがあります。

価格帯が少し高いハウスメーカーでは標準なものが、ローコストメーカーではオプションなこともあるので、最終的には価格帯が変わらないこともあるのです。
対策
・標準仕様の範囲を正確に把握する
・契約前にできるだけ細かい要望を伝えて価格を出してもらう
ローコストメーカーの標準仕様で自分達の要望が叶えられるのかチェックしてください。
結果的に少し高い住宅会社を選んだ方が、お得に理想的な家を建てられることもあります。

また、契約後に金額が上がってしまうと、予算的に厳しいという方も多いですよね。
契約後の金額アップを防ぐために、細かな見積もりがわかるまでは契約しないようにしましょう。

一生に一度の家づくり!後悔しないための方法とは?

これから長い年月を過ごすマイホームを建てるため、できれば失敗はしたくないですよね。
後悔しないためのポイントを3つお伝えします。

①信頼できる住宅会社と出会う

注文住宅は目に見えないものを作り上げていくため、信頼できて何でも相談できるパートナーを見つけることが何よりも大切です。

家づくりのパートナーである住宅会社との関係性が良好でないと、良い家づくりはできません。

例えば、トラブルが起こったときのことを考えてみましょう。
住宅会社を心から信頼できていれば、お互いに譲り合いながら最善な策を考えることができます。
しかし、信頼できていないパートナーだと解決策を考えるより先に、住宅会社の非を責めたくなってしまいますよね。
すると、どんどん対策が遅れてしまい、更なるトラブルにつながることもあります。

信頼できる住宅会社を見つけ、良好な関係で質の高い家づくりをしましょう。

②何のために家づくりをするのかを考える

自分達は何の為に家づくりをするのかを考えましょう。

家づくりの軸をいくつか紹介します。
  • 家族が安全に過ごせる強い家が建てたい(構造重視)
  • 家族が健康で快適に過ごせる家が建てたい(性能重視)
  • 帰ってきたくなるような家を建てたい(デザイン・間取り重視)
もちろん他にも様々な軸があるでしょう。
家づくりの軸を決めることによって住宅会社が決めやすくなり、家づくりの要望もまとまりやすくなります。

③具体的な生活パターンをイメージする

細かな打合せが始まったら、具体的な生活イメージを膨らませて設計士と共有しましょう。

例えば、朝起きてから出勤までの行動パターンや、日々の家事の流れをイメージします。
すると、どこの空間を近づければいいのか、どんな収納がここに必要なのかなどの具体的な要望が見えてきます。

棚をつけるときも、どんな使い方をするのかによって奥行や高さが変わりますよね。
ただ「カウンターが欲しい」と設計士に伝えるだけでなく、パソコン作業用のカウンターが欲しいと伝えた方が設計士もイメージしやすいです。

自分が図面の家に入り込んでいると思って、イメージをたくさん膨らませてください。

まとめ

失敗しない注文住宅を建てるためには、建てた人の体験談を知ることが大切です。
自分だったらどのような対策を取るか考えながら家づくりを進めましょう。

また、信頼できる住宅会社を探すことも大切なポイントです。
同じ金額の家でも、担当する住宅会社によって完成する建物の質は大きく変わります。

自分と相性のいいパートナーを見つけ、良い関係を築いてください。

おうちモールではお客様と住宅会社を繋ぐ手助けをしております。
皆様にぴったりな住宅会社を紹介しますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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