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【速報】日銀利上げで住宅ローン金利はどうなる?変動金利はいつ上がる?

この記事でわかること
・【2025年12月最新】日銀利上げで住宅ローン金利がどう動くかがわかる
変動金利がいつ上がるのか、タイミングとルールを理解できる
・固定金利(フラット35等)が先に上がる理由と、今後の見通しがつかめる
・金利上昇局面でも後悔しないための具体的な備え(借換え・繰上返済・ミックス型)がわかる
3年・5年・10年の返済シミュレーションで「家計の耐え方」をイメージできる

 

日銀がマイナス金利政策を解除し、金融政策の正常化を進める中で、「住宅ローン金利は今後どうなるの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

2025年12月19日、日銀は金融政策決定会合で政策金利(短期金利)を、0.75%へ引き上げました(0.5%→0.75%)。これは約30年ぶりの高水準であり、「金利のある世界」への移行が本格化しています。

本記事では、日銀利上げが住宅ローン金利に与える影響を、変動金利と固定金利それぞれの仕組みから整理し、
変動金利がいつ上がるか/固定金利はどこまで上がる可能性があるかまでわかりやすく解説します。

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🆕【2025年12月】住宅ローン金利に影響する最新ニュース

  • 日銀:政策金利0.75%へ利上げ(約30年ぶり高水準)
  • 10年国債利回りが上昇しており、固定金利(10年固定・フラット35など)は先に上がりやすい局面です。
  • 植田総裁は追加利上げの可能性にも言及(物価目標の進展)

📖目次

🔗 各見出しをクリックすると該当箇所へジャンプします

1.【2025年12月】日銀利上げの最新状況とポイント

2025年12月19日、日銀は政策金利(短期金利)を0.75%へ引き上げました。これは約30年ぶりの水準で、今後も追加利上げの可能性が意識される局面です。

💡 ポイント:
・政策金利の上昇 → 変動金利に効く
・長期金利(10年国債利回り)の上昇 → 固定金利に効く
つまり、変動と固定で“効き方”が違うことが理解のカギです。

🔗 公式情報(一次情報)
・日銀:金融政策に関する決定事項等(公式)

https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/index.htm

・財務省:国債金利情報(公式)

https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/interest_rate/index.htm

2.住宅ローン金利に影響する仕組み(変動・固定の違い)

2.1 変動金利は「短期金利」に連動

変動金利の多くは「短期プライムレート(短プラ)」に連動します。政策金利が上がると金融機関の調達コストが上昇し、短プラや基準金利が上がりやすくなります。

※実際の基準金利の決まり方は銀行によって異なりますが、多くの銀行では短期金利の影響を受ける仕組みです。

2.2 固定金利は「長期金利」に連動

固定金利(フラット35など)は、10年国債利回りを強く反映します。長期金利は市場が「先読み」で動くため、
固定金利は変動より先に上昇する傾向があります。

固定金利が先に上がる理由
固定金利は「10年国債利回り」をもとに決まります。国債利回りは
・今後の利上げ見通し
・インフレ予想
・海外金利の影響
を先に織り込むため、政策金利より“先に”上がりやすいのが特徴です。

3.変動金利はいつ上がる?見直しタイミングとルール

変動金利は「日銀が利上げ→すぐ上がる」ではなく、反映までにタイムラグがあります。

一般的な流れ(多くの銀行)
・基準金利の見直し:年2回(4月・10月が多い)
・店頭金利・優遇幅の改定:銀行ごとにタイミングが異なる
・返済額の反映:一般的に数か月のタイムラグがある

※実際の適用金利は「店頭金利-優遇幅」で決まるため、基準金利が上がっても優遇幅によって影響が変わる場合があります。

📌 例:2025年12月に利上げ → いつ返済に影響?
例として、4月に基準金利が見直された場合、7月の返済分から影響が出るケースもあります(銀行・契約条件によって異なります)。
※銀行ごとに差があります(毎月見直しの銀行もあるため)。

3.1 5年ルール・125%ルール

  • 5年ルール:金利が変わっても返済額は5年間据え置き(内訳が変わる)
  • 125%ルール:返済額が増える場合でも前回の125%までが上限

※5年ルール・125%ルールは主に銀行の変動型ローンで採用されている仕組みですが、金融機関によって適用条件や運用が異なります

⚠️ 注意:返済額が抑えられても、利息が払えない分は「未払利息」として残ることがあります。
つまり返済額が急増しない=安心ではない点に注意が必要です。

4.固定金利(フラット35)はどうなる?今後の上昇リスク

固定金利は長期金利に連動するため、変動より先に上がりやすい特徴があります。
2025年12月の【フラット35】(買取型)の最頻金利は 年1.97% となっています。

💡 結論:
・固定金利は市場の先読みで先に上がる
・今後も追加利上げが意識されると、固定金利も上がりやすい
・固定を選ぶなら、「いつ決めるか」が重要

🔗 公式:フラット35金利(住宅金融支援機構)

https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top

5.【シミュレーション】金利が上がると返済額はどれだけ変わる?

ここではイメージしやすいように、以下の条件でシミュレーションします。

前提条件(例)
借入:4,000万円/期間:35年/元利均等/ボーナス返済なし
※実際の条件・優遇幅で変動します。目安としてご覧ください。

金利 毎月返済額(概算) 総返済額(概算) ポイント
0.6% 約10.6万円 約4,450万円 超低金利の恩恵が大きい
1.2% 約11.8万円 約4,950万円 返済額+約1.2万円/月
1.8% 約13.0万円 約5,450万円 返済額+約2.4万円/月
2.5% 約14.5万円 約6,100万円 「家計の耐久力」が重要
※概算:元利均等・35年・ボーナスなしで試算。実際の返済額は金融機関・優遇幅・端数処理で変わります。

💡 見方のコツ:
・月々+1〜2万円の増加が「家計に影響しないか?」
・教育費ピーク(10〜15年後)でも払えるか?
・繰上返済や固定化で「上振れ耐性」を作れるか?

6.金利上昇に備える対策(借換え・繰上返済・ミックス型)

今すぐできる3つの備え
① 返済余力を見える化(家計の固定費を点検)
② 繰上返済で元金を減らす(特に期間短縮型)
③ 借換え・固定への切り替えを「数字」で比較する

備えの優先順位(迷ったらここから)
①家計の固定費カット → ②繰上返済 → ③借換え比較
いきなり借換えを決めるより、まず「返済余力」を作る方が失敗が少ないです。

6.1 借換えや固定化は「金利差+総費用」で判断

借換えは金利だけでなく、事務手数料・保証料・登記費用などがかかります。重要なのは総支払額で得かどうかです。

6.2 ミックス型でリスク分散

「全部固定は重い」「変動だけは怖い」場合は、変動+固定のミックスでリスクを分散する方法もあります。

7.【診断】今すぐできるチェックリスト(危険度セルフ判定)

金利上昇に対して、あなたの家計がどの程度耐えられるかを簡易診断しましょう。

チェック(当てはまるものに✓)

  • □ 返済額が月1〜2万円増えると家計が厳しい
  • □ ボーナス払いを前提にしている
  • □ 教育費のピークがこれから来る(小学生以下の子がいる)
  • □ 貯蓄が生活費の6か月分未満
  • □ 変動金利の「5年・125%ルール」を知らなかった
  • □ 借換えシミュレーションをしたことがない
  • □ 将来の金利上昇が「なんとなく不安」だが対策していない

💡 判定目安:
・0〜2個 → ひとまず安心(定期的に見直し)
・3〜4個 → 要注意(繰上返済・借換え検討)
・5個以上 → 対策優先(プロ相談・資金計画の再設計)

8.まとめ|「いつ上がる?」より「どう備える?」が大事

2025年12月時点で、日銀の政策金利は0.75%まで引き上げられ、住宅ローン金利は上昇しやすい環境に入っています。


💡 重要なのは「いつ上がる?」ではなく「上がっても大丈夫な状態にすること」

  • 🔎 返済額が上がった時に家計は耐えられる?
  • 🏠 変動/固定/ミックス、どれが自分に合う?
  • 🗓️ 住宅購入・借換えのタイミングをどう設計する?

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