工務店で注文住宅を建てたい！工務店の選び方や、ハウスメーカーとの違いも解説！

注文住宅でマイホームを建てたいと考えたとき、どのような住宅会社を思い浮かべますか？住宅会社は数多くあり、その中でも下記の2つの選択肢に悩む方も多いのではないでしょうか。

全国展開しているハウスメーカー
地域密着型の工務店

「ハウスメーカーと工務店の違いは何ですか？」という質問は、住宅会社選びをお手伝いする当店舗でも、よくお客様から聞かれる質問です。工務店との家づくりは興味があるけど、ハウスメーカーと比較して、デメリットはあるの？注意点は？と気になる方へ今回は、工務店の定義やハウスメーカーとの比較を紹介します。工務店の選びのポイント方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも工務店とは？

そもそも工務店とは、どういった住宅会社のことを指しているのでしょうか。世の中に正式な定義があるわけではありませんが、一般的には、下記のような住宅会社を工務店と定義することが多いでしょう。

地域密着型の住宅会社。年間の施工棟数は10棟未満～500棟以上など会社の規模感はさまざま。

すなわち東海圏や愛知県だけなど施工エリアを限定している住宅会社はを工務店と位置づけられます。一方で、全国に展開している住宅会社は、ハウスメーカーに分類されます。年間施工棟数が1000棟以上で全国展開をしている、というのが線引きのラインと考えられるでしょう。

また、一括りに「工務店」と言っても、会社の規模感には大きな差があります。年間施工棟数が10棟未満の会社もあれば、500棟以上建てる会社までありますからね。同じ「工務店」という呼び方ですが、会社の規模によって体制などは異なります。

ちなみに最近では工務店を「ビルダー」と呼ぶこともありますが、基本的には「工務店」と「ビルダー」は同義語です。ただし、営業力や施工許容力が強く、年間に数10～数100棟規模の住宅建築を手掛ける工務店を指すことが多いです。

工務店とハウスメーカー。特徴や違いはあるの？

比べられることが多い工務店とハウスメーカー。加えて、設計デザインに興味が高い方は、設計事務所が気になる方も多いでしょう。

それぞれの特徴や違いを解説します。

工務店の特徴

工務店の特徴は自由度の高さと地元企業の安心感です。ハウスメーカーより仕様や設計の自由度が高く、建築主の要望に柔軟に対応することができるでしょう。注文住宅らしい個性のある施工事例が多く見られるのも特徴です。また、ハウスメーカーと比較して標準価格が抑えられている点も魅力的です。

また、一定の場所で長く経営している工務店であれば、その地域の人に愛されている証です。誠実な家づくりで、建てた人に満足してもらっていると判断することもできるでしょう。また工務店スタッフは職人との距離が近いことも多く、打合せの声が現場に届きやすいという点も、満足度の高い家づくりができる要因の1つでしょう。

ハウスメーカーの特徴と違い

年間1000棟以上の建物を建築するハウスメーカーは、やはりその実績の多さや、資本力の大きさを活かした商品や体制づくり、というのは中小企業でもある工務店との違いです。その特徴の一つとして、工場生産で高い品質を均一に提供できる点があります。

さらに標準の自社建築物を耐震実験した結果や、性能数値を測った結果などを開示している会社も多く、やはりこういったことも資金と体制が整った大きな会社だからこそできることで、お客様にとっては分かりやすく安心感が得られるという側面があります。

特に大手ハウスメーカーでは研究開発費に大きなコストをかけています。自社のオリジナルの構造や建材、設備などを商品開発に生かして、他社との差別化を測っており、特徴や売りがわかりやすいです。また、長期の保証制度を整えている会社も多いですが、こういった点がバックボーンにあるから、というのも理由の一つでしょう。

ただし、半面に体制が大きいからこそ、品質を一定に保つためにルールやマニュアル、商品毎の建物の仕様など制限があることも多く、標準から外れる個別のニーズには対応しにくいという面があります。出来たとしても追加費用が多くかかるなど、予算面で断念することも多いでしょう。建物標準価格も工務店と比較すると、高くなりがちです。

もちろんローコストハウスメーカーなど、予算を抑えながら注文住宅が建てられることを売りにしている会社の場合は、工務店よりも安く建築できるケースもあるでしょう。

設計事務所の特徴と違い

設計事務所とは設計に特化し、施工は別の工務店などが行い、それを設計事務所が工事監理する業態の会社です。その為、建築主は設計と施工をそれぞれに契約を締結する必要があります。しかし、設計施工が一体のハウスメーカーや工務店と比べてより構造や仕様の制限がなくなり、設計主体での家づくりが可能となるため、より意匠性の高い住宅を追求することができるでしょう。

しかし、多くのハウスメーカーや工務店が繰り返し同じ仕様の家を作りながら不具合を改善できるのに対して、設計事務所の家は一つ一つが異なるため、建ててみないと不具合が生じるかわからないという側面もあります。手抜き工事による欠陥住宅とは意味が異なり、竣工後にいくらかの改修を経て完全な家に仕上げるという過程が必要となることもあります。それは完全注文住宅の元々の特性でもあり前提とも言えます。最後に、ハウスメーカーや工務店のように設計事務所が融資の段取りをつけてくれることは基本的にはないでしょう。建築主自身で建築スケジュールに合わせて手続きを進めることが前提となる点も、頭にいれておくと良いでしょう。

工務店の選び方。工務店選びの注意点

以上のように、注文住宅を建てる住宅会社を選ぶ際に、大きくわけて「工務店」「ハウスメーカー」「設計事務所」の３つの選択肢があります。

工務店のメリットは、主にハウスメーカーより価格や自由度の面でも設計やデザインにこだわりやすく、設計事務所と比較すると、工務店の知識や経験をベースに品質保証の面も踏まえて設計提案を受けられる点です。また住宅ローンなどの手続きも一貫してサポートしてもらえるので、建築主の負担は軽減されます。

では、数ある工務店を選ぶ際には、どのような点を比較すると良いでしょうか？具体的には次のような情報を集めてみましょう。

どんな家づくりをしているか（デザイン・構造・仕様など）
自分たちの家づくりの要望を叶えられそうか（会社としての強みや特徴が合っているか）
自分たちの予算に合った家づくりができるか
会社の歴史や経営状況はどうか
アフターサービスや保証の内容はどうか

工務店の場合、冒頭にもお伝えした通り会社の規模や体制はさまざまです。上記のように複数のポイントでまずはざっくり判断するのが良いでしょう。

ただし、ハウスメーカーの特徴の一つでもある長期保証なども、建物の仕様や体制を整え対応できる工務店も増えてきましたし、工務店でも価格を抑えて注文住宅を提供する為に、設備などの仕様を限定し、設計ルールを定め規格化した商品を提供している会社もあります。

実は、昨今はハウスメーカーと工務店が建てる家も特徴があいまいになり、一概に言い切れない部分も多くなっています。大手ハウスメーカーが一概に高いとも言い切れないし、工務店だから自由度が高いとも言い切れないのです。ただし、ざっくりとした傾向としての特徴はありますので、参考にしていただければ幸いです。

まとめ

ハウスメーカーなら、ホームページやSNSなどにさまざまな情報が飛び交っています。しかし、地域で営業を行う工務店の情報を集めるのは大変です。地元工務店の場合は、ハウジングセンターなどへの出展しているケースは少なく、モデルハウスや展示場は単独で設けられていることも多いので、一社ずつ話を聞くのはかなり労力と時間がかかってしまいます。

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最近では、一概に工務店だから、ハウスメーカーだからと特徴をカテゴリーにわけて断定することも難しくなっています。おうちモールでは家づくりの適正予算やご要望を整理して、30社以上の住宅会社の中から、ご要望に合う住宅会社をアドバイスします。担当者の人柄や会社の雰囲気などのリアルな情報も、おうちモールなら事前にお伝えできるため安心して打合せに望むことができます。ぜひ、愛知県の工務店でマイホームを建てたいなら、おうちモールへご相談くださいね。