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注文住宅いくらで建てた?建物・土地費用の全国平均と予算の考え方を解説

この記事でわかること

優注文住宅を建てた方の情報や建築費用・土地購入費の平均をデータに基づいてご紹介します。

住宅ローンの返済額や返済年数の平均が分かります。

ご自身の適正予算に対する考え方をお伝えします。

 

家づくりをする際に「注文住宅の相場が知りたい」と思う方は多いでしょう。

また、住宅ローンの返済額なども気になるポイントですよね。

 

そこで今回は、注文住宅にまつわる費用・住宅ローンの平均についてご紹介します。

国土交通省から発表されている「住宅市場動向調査報告書」の根拠あるデータをもとに解説しますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。

 

目次

注文住宅を建てている世帯に関する平均

  1. 世帯主の年齢
  2. 住居人数
  3. 世帯年収

注文住宅を建てる際にかかる費用の平均

  1. 住宅建設資金
  2. 土地購入資金
  3. 住宅建設資金と土地購入資金の合計

住宅ローンに関する平均

  1. 住宅ローン返済額
  2. 住宅ローン返済期間

注文住宅の費用の考え方

  1. 平均から読み解く
  2. 自分に合った住宅予算を考える

まとめ

注文住宅を建てている世帯に関する平均

まずは、どのような世帯が注文住宅を建てているのかをチェックしてみましょう。

世帯主の年齢

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、世帯主の平均年齢をご紹介します。

 

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 44.8歳 47.2歳
令和4年 43.8歳 43.7歳
令和3年 44.0歳 45.3歳
令和2年 42.9歳 44.3歳
令和元年 43.2歳 43.7歳

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

居住人数の平均は全国で3.2人、三大都市圏で3.1人という結果でした。

全国・三大都市ともに3人暮らし用の注文住宅を建てる方が最も多く、ファミリー層がマイホームを検討していることが分かります

 

ちなみに実数としては、令和2年までは4人暮らしが最も多かったですが、令和3年からは3人暮らしの割合が増えて逆転しました。

少子化や核家族化の影響で、居住人数が減少していることが予測できます。

住居人数

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、何人暮らしのための注文住宅を建てている方が多いのかも確認しましょう。

 

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 3.2人 3.1人
令和4年 3.2人 3.3人
令和3年 3.3人 3.2人
令和2年 3.3人 3.3人
令和元年 3.4人 3.2人

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

居住人数の平均は全国で3.2人、三大都市圏で3.1人という結果でした。

全国・三大都市ともに3人暮らし用の注文住宅を建てる方が最も多く、ファミリー層がマイホームを検討していることが分かります。

 

ちなみに実数としては、令和2年までは4人暮らしが最も多かったですが、令和3年からは3人暮らしの割合が増えて逆転しました。

少子化や核家族化の影響で、居住人数が減少していることが予測できます。

 

世帯年収

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、注文住宅を建てた世帯の年収の平均も確認しましょう。

世帯年収とは、世帯主1人のみの収入ではなく、世帯全員の収入を合算した額のことを指します。

 

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 915万円 989万円
令和4年 801万円 896万円
令和3年 779万円 909万円
令和2年 738万円 804万円
令和元年 744万円 781万円

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

全国では年収600~800万円の世帯が最も多く、平均は915万円でした。

三大都市圏に絞ると、年収800〜1,000万円の世帯が最も多く、平均は989万円という結果になりました。

 

物価高騰による建築費用の値上げの影響もあり、注文住宅を建てた方の世帯年収の平均は5年間で約170〜200万も増額しています。

 

 

注文住宅を建てる際にかかる費用の平均

続いて、注文住宅を建てる際にかかる費用の平均をチェックしてみましょう。

住宅建設資金

住宅の建設に関わる資金についてです。

 

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査」では、次のような結果でした。

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 4,319万円 4,943万円
令和4年 3,935万円 4,504万円
令和3年 3,459万円 3,843万円
令和2年 3,168万円 3,383万円
令和元年 3,255万円 3,327万円

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

5年間の推移を見てみると、住宅建設費の平均は全国で1,064万円、三大都市圏で1,616万円も上昇していました。

年々上昇傾向にあるため、今後も住宅価格の高騰が予測できます。

 

ちなみに、住宅建築費に対する自己資金額と自己資金比率の平均は次の通りです。

全国平均 三大都市圏平均
自己資金額 1,261万円 1,632万円
自己資金比率 29.2% 33.0%

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

エリアを問わず、住宅建築費の3割程度の自己資金を用意している方が多いという結果でした。

ちなみにこちらの自己資金には、親からの援助による贈与なども含まれます。

また、愛知県を中心に展開しているおうちモールを利用したお客様の住宅建設資金の平均は、2,700~4,000万円となっています。

 

土地購入資金

続いて、土地を購入した方の所要資金について確認しましょう。

 

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査」では、以下のような結果でした。

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 1,929万円 2,813万円
令和4年 1,819万円 2,626万円
令和3年 1,769万円 2,541万円
令和2年 1,545万円 2,211万円
令和元年 1,353万円 1,861万円

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

土地価格も高騰しており、三大都市圏では5年間で約1,000万円も購入資金が高くなりました。

 

自己資金と自己資金比率の平均は次の通りです。

全国平均 三大都市圏平均
自己資金額 720万円 1,063万円
自己資金比率 37.3% 37.8%

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

土地の購入費用全体に対して、約4割弱の金額を自己資金で支払っていることがわかります。

 

また、愛知県を中心に展開しているおうちモールを利用したお客様の土地購入資金の平均は、1,800〜2,800万円となっています。

 

ちなみに、今回ご紹介した金額は土地本体の価格に諸費用を加えた金額です。

土地購入に関する諸費用については下記コラムで解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

住宅建設資金と土地購入資金の合計

では、これまでご紹介した住宅建設費と土地購入費の合計を確認しましょう。

 

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」の結果は以下の通りです。

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 5,811万円 6,989万円
令和4年 5,436万円 6,787万円
令和3年 5,112万円 6,315万円
令和2年 4,606万円 5,359万円
令和元年 4,615万円 5,085万円

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

土地を購入して注文住宅を建てた場合、全国平均で約5,800万円、三大都市圏で約7,000万円の費用がかかるという結果となりました。

ただし、あくまで平均であり建築エリアや建物の大きさ、依頼するハウスメーカーなどによって費用は大きく変わります。

 

自己資金と自己資金比率の平均は、次のような結果になりました。

全国平均 三大都市圏平均
自己資金額 1,685万円 2,247万円
自己資金比率 29.0% 32.2%

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

1,000万円台後半から2,000万円台前半の自己資金を用意している方が多いことが分かります。

しかし、現在は低金利の住宅ローンを利用できるため、自己資金比率を減らして借入割合を増やしている方も少なくありません。

データを参考にするだけでなく、家計に合わせた自己資金額を検討することが大切です。

 

また、愛知県を中心に展開しているおうちモールを利用したお客様の住宅建設資金と土地購入資金の合計の平均は、4,500〜6,000万円となっています。

 

ちなみに全ての項目において、自己資金の内訳は「預貯金(有価証券売却代金・退職金を含む)」が最も多く、住宅ローンの借入先は「フラット35以外の民間金融機関」が最も選ばれているという結果でした。

 

住宅ローンに関する平均

 

最後に、住宅ローンに関する平均をチェックしてみましょう。

住宅ローン返済額

年間返済額は全国平均で155.2万円、三大都市圏平均で179.6万円という結果でした。

 

月々に換算すると、毎月約13~15万円の返済をしている方が多いことがわかります。

ただし、月々の負担を減らすためにボーナス返済を利用することもできるため、1か月あたりの返済額はケースバイケースです。

 

ちなみに、年収に対する住宅ローンの返済負担率は全国平均で19.4%、三大都市圏平均で19.5%でした。 

年収の約20%を住宅ローンの返済に充てていることが分かります。

 

また、借入金の金利タイプは、全国・三大都市圏ともに「変動金利型」が最も多いです。

【変動金利型の選択率】

  • 全国:75.0%
  • 三大首都圏:80.7%

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

超低金利が魅力の変動金利に人気が集まっているという結果になりました。

住宅ローン返済期間

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、住宅ローンの返済期間の平均を確認しましょう。

 

全国平均 三大都市圏平均
令和5年 32.7年 32.6年
令和4年 32.8年 32.8年
令和3年 32.9年 32.3年
令和2年 32.4年 32.0年
令和元年 32.1年 31.5年

参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省

 

全国・三大都市圏ともに35年以上が一番多く、実際には35年で組んでいる方がほとんどと想定できます。

 

ちなみに、住宅ローンについて「非常に負担感がある」と「少し負担感がある」との印象を持つ方は、全国で64.5%いるという結果でした。

注文住宅を建てて後悔しないように、ご自身にとって負担に感じない返済額を検討することが大切です。

注文住宅の費用の考え方

 

注文住宅の費用の考え方をご紹介します。

平均から読み解く

まずは、今回ご紹介した平均を参考にしながら、注文住宅を建てる際の費用相場を理解してみましょう。

平均を知ることで、どの程度の予算が妥当かを知ることができます。

 

また、ご自身の状況に置き換えながら「平均世帯年収」や「住宅ローンの平均返済額」などを確認することで、予算のイメージが沸きやすくなるはずです。

 

ただし、あくまで平均的なデータなので、建築エリアや建物の内容によって費用が大きく異なる点は理解しておかなければなりません。

平均を把握しつつも意識しすぎずに、ご自身にとって適切な資金計画を立てることが大切です。

自分に合った住宅予算を考える

先ほどもお伝えした通り、平均はあくまで「平均」と割り切って考え、自分に合った住宅予算を考えることが大切です。

今回のコラムを読んで、がっかりしたり不安になったりした方も中にはいるでしょう。

しかし、平均的な額に予算が満たないからと言って、注文住宅を諦める必要はありません。

 

大切なのはご自身に合った資金計画を組んで、予算オーバーしない家づくりをすることです。

建築エリアや住宅会社選びによって、注文住宅にかける費用を調整することはできますからね。

 

また、適切な予算を立てることは、ご自身のライフプランを見直すことにもつながります。

新しい家でどのような暮らしをしたいかを明確にして、建物だけでなく費用面も満足のいく家づくりをしましょう。

ご自身の適性予算が知りたいなら、ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに資金計画を立ててもらうことも1つの方法です。

まとめ

土地を購入して注文住宅を建てる場合、全国平均で約5,800万円の費用がかかるとの調査結果が出ています。

しかし、あくまで平均的なデータであるため、一般的な費用相場として把握しておきましょう。

 

大切なのはご自身に合った資金計画を立て、予算オーバーしない家づくりをすることです。

現在の収支やライフプランを考慮しながら、ご自身の適正予算を考えてみてくださいね。

 

おうちモールでは、住宅専門のファイナンシャルプランナーが適正予算を考えるお手伝いをいたします。

お客様の情報をもとにした、ライフプランの作成や無理のない資金計画のご提案もお任せください。

予算や要望に合う住宅会社のご紹介も可能ですので、ぜひ皆さまのご相談お待ちしております。

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