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注文住宅で失敗しない土地探しの方法を徹底解説!
土地を持っていない方は、建物のことよりも先に土地探しをしなければなりません。
しかし、次のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
- どんな土地が良い土地なの?
- 自分達の理想の家を建てられる土地がわからない!
- そもそも土地ってどうやって探すの
目次
- 憧れの新築注文住宅!まずやるべきは土地探し
- 土地探しのポイント:①理想が叶うエリア
- 土地探しのポイント:②騒音やご近所トラブル
- 土地探しのポイント:③自身の予算や土地相場
- ④土地の性質
- 土地探しのポイント:⑤土地の現状をチェックする
- 注文住宅の失敗は土地探しにあり?失敗例をご紹介
- 土地探しの相談先は工務店?ハウスメーカー?
- 土地の売買契約直前に確認すべきこととは
憧れの新築注文住宅!まずやるべきは土地探し

土地探しはいつ始める?
②住宅メーカーを検討する
③土地を探す
④買付申込、ローンの事前審査をする
⑤契約する
理由は、信頼できる住宅メーカーに土地探しを手伝って貰った方が、効率よく自分達に合った土地を探せるからです。
ハウスメーカー側としても、ある程度自分の会社に興味を持ってくれているお客様の方が、土地探しに熱が入ります。
必死になって良い土地を探してくれるでしょう。
また、自分達だけで土地を決めてしまうと、建物や予算面で後悔につながることがあります。
具体的には、希望するプランが土地に収まらなかったり、土地の諸費用が多くかかってしまう土地を選んでしまう可能性があるということです。
住宅会社の営業マンに土地をチェックしてもらい、プランを考えながら進めた方が土地探しの精度が上がります。
また、現地も一緒に見ることでプロのアドバイスを受けることができるため、無駄な費用がかからない適切な土地を選ぶことが可能です。
そして、土地が決まったら買付や事前審査に移ります。
買付は取り消すことも可能ですが、契約の意思を持って提出することが一般的です。
そのため、土地の検討と一緒に建物のプランも考えておくことで、買付後にすんなり契約に移ることができます。
そもそも土地探しって何をすればいい?
②ネットで土地情報サイトや不動産屋のHPを見る
③建てたいエリアの不動産屋へ足を運ぶ
④建てるエリアで売地の看板を探す
1番オーソドックスなのは①の方法です。
ハウスメーカーや工務店は不動産屋とつながりがあることが多いため、土地資料をたくさん集めてくれます。
無料ですし、自分で探す労力も省かれますのでおすすめの方法です。
③や④は少々難易度が高いため、おすすめしません。
なぜなら、地場の不動産屋の場合、個人のお客様の土地探しをメインに行っていない会社も多いからです。
また、ある程度条件などが定まっていない場合、親身に対応してもらえないケースも多いです。
売地の看板を探す方法も非効率ですし、建築条件付きの土地であることも考えられます。
中々良い土地に出会えないときに実践してみてもいいでしょう。
土地探しのポイント:①理想が叶うエリア
まずは、エリアについてです。
エリアとは住む地域のことで、エリアによって通勤・通学の距離や生活のパターンが変わります。
理想が叶うエリアを決めるために、次の項目を考えてみましょう。
- 会社や学校への距離
- それぞれの実家までの距離
- 駅やICまでは近い方がいいか
- かかりつけの病院は近いか
- コンビニやスーパーへの距離
- 自然豊かなエリアor賑やかな街
上記の項目を元に、まずは市区町村などの大まかなエリアを絞りましょう。
その後に、より細かな地域に絞って実際に土地を探してみてください。
良い土地があったら、実際にその土地から会社や学校まで行ってみましょう。
徒歩や自転車で移動することが多い家庭は、夜に街灯がつく明るいエリアをおすすめします。
車を使う家庭は大通りへの出やすさや信号の有無なども重要です。
実際に移動してみて、住みやすいエリアなのかを判断してください。
土地探しのポイント:②騒音やご近所トラブル

例えば、騒音では次のようなトラブルが考えられます。
- 工場が近くに合って平日の昼間だけうるさい
- 隣にコンビニがあるので夜間でも人の話し声が聞こえる
- 線路のすぐ近くを選んだら電車の音が気になる
気になる土地があったら、平日・休日・朝昼晩など様々なタイミングに現地へ行って確認するといいでしょう。
続いて、ご近所とのトラブルです。
- 庭木の手入れがされてなくて隣地に侵入している
- 犬を飼っておりいつも吠えられる
- 町内会の集まりがかなり多い
隣家とは良い付き合いをしたいので、気になることがあっても言いにくいと感じている方もいます。
土地を決める前にできるだけ情報収集を行い、トラブルが少なそうな土地を選びましょう。
近隣との関係性を楽にしたいなら、新しい分譲地がおすすめです。
新築で建てる家庭ばかりで近隣との関係性がまだできていないため、馴染みにくいという心配がありません。
土地探しのポイント:③自身の予算や土地相場

土地の価格について大切なポイントは2つです。
- 自分達の予算に合っている土地か
- そのエリアの土地相場に合っている土地か
自分達の予算に合っている土地か
まず初めに、自分達が土地にいくらかけられるのかを考えてから土地探しを始めましょう。
土地の条件ばかりに気を取られて、予算を無視して土地を決めてしまうと次のようなことが起こります。
- 建てられる家の面積が小さくなってしまった
- 建物にお金をかけられずこだわれなかった
- 外構費用が無くなってしまった
- 安い家具・家電しか買えなかった
- 借入額がかなり上がってしまった
トータルの予算を考えた上で、土地にいくらかけられるのかを明確にしておきましょう。
そのエリアの土地相場に合っている土地か
一般的に、土地には相場の価格が決められており、それを元に土地の販売価格が設定されています。
毎年国土交通省がエリアごとに土地の価格である地価を公示しているので、そちらを参照するといいでしょう。
あまりにも公示地価と離れている場合は、もっと他に適切な価格の土地が見つかるかもしれません。
ただし、こちらはあくまで目安です。
土地が造成してあったり、かなり好条件の土地の場合は公示時価よりも、はるかに高いケースもあります。
ハウスメーカーの担当者などから話を聞いて、適切な価格なのか判断しましょう。
土地探しのポイント:④土地の性質

次のようなポイントが当てはまっているかチェックしましょう。
- 雨が溜まりにくい土地か
- 日当たりの良い土地か
- 雑草が生えにくい土地か
- 地盤が強い土地か
土地の性質によって外構などで対策をとらなければなりません。
家庭菜園やガーデニングをしたい方は土質も重要です。
粘土質の土だと植物が育ちにくいので、触ってチェックしてみてください。
地盤の強さについては見ただけではわかりません。
ハウスメーカーの営業マンに聞くと、過去の周辺の地盤データを調べてくれます。
必ず当てはまるわけではありませんが、参考までに確認しておくといいでしょう。
土地探しのポイント:⑤土地の現状をチェックする

しっかりとチェックして、なるべく諸費用のかからない土地を選ぶことがポイントです。
チェックポイントを紹介します。
①建物が建っていたり、大きな木が生えていないか

木が生えていると伐根しなければなりません。
②上水道が引き込まれているか
さらに、前面道路に水道管が埋め込まれていない場合や管が細い場合は、水道管を延長しなければなりません。
かなり高額な費用がかかります。
③近くに電柱・電線があるか

電柱や電線を新設するのにお金はかからないケースがほとんどですが、期間がかかります。
希望する建築時期に建てられない可能性もあるため注意が必要です。
また、地域によっては地中に電線が埋め込まれている可能性もあります。
わからなければ不動産屋や住宅会社に確認しましょう。
④下水の設備はどうなっているか

初期費用やランニングコストなども異なります。
本下水 |
浄化槽 |
|
初期費用 |
約60万円 |
約100万円 |
ランニングコスト |
月々の水道代に加算 |
浄化槽の稼働に少額の電気代がかかる |
敷地への影響 |
特になし |
浄化槽設置の為に約1帖の大きさが必要 |
メンテナンス |
特になし |
浄化槽の清掃や点検が必要(費用がかかる) |
入居後も影響がある部分なので、自分のエリアはどちらなのか予め確認しましょう。
⑤土地に高低差があるか

道路や隣地との高低差があるかもチェックすべきポイントです。
道路と高低差があると駐車ができないので、土を切り盛りする必要があります。
また、隣地よりも地盤が低いと、大雨が降ったときに自分の土地に雨水が溜まってしまいます。
建物周りは土を盛って、隣地の家の高さに合わせるなどの対策が必要です。
どちらも費用がかかります。
自分だけではわかりにくいと思うので、住宅会社の担当者と一緒に土地を見に行くことをおすすめします。
注文住宅の失敗は土地探しにあり?失敗例をご紹介

【ケース①】土日の昼間にしか土地を見に行かなくて失敗

とても日当たりもよく、静かで住みやすそうな点を気に入り、すぐに契約へと進めました。
しかし、実際に住んでみると夜は街灯が無くて真っ暗です。
また、大きな通りへの抜け道になっていたため、平日の朝夕は通勤の車がスピードを上げて通り過ぎていきます。
子供の通学のことを考えると不安で、平日や様々な時間帯もチェックすれば良かったと後悔しています。
時間があれば現地は様々なタイミングで複数回チェックしてください。
【ケース②】分譲地の場所選びに失敗

価格は8区画の中で1番高かったが、日当たりの良さと2面に道路が接している点が気に入ったそうです。
しかし、住んでみると意外と車通りが多く、塀がないオープン外構にしたら危険を感じることが度々あったとか‥。
結局、安全性を高めるために東側も後からブロックフェンスを施工しました。
北側の区画なら庭で遊んでいても子供が道路に飛び出す心配もないし、土地価格も安かったのになと今更ながら後悔しています。
土地の使い方や周辺環境などをチェックして、購入する区画を決めましょう。
土地探しの相談先は工務店?ハウスメーカー?

地元の工務店、ハウスメーカー、不動産屋などの相談窓口があります。
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
地元の工務店に土地探しをお願いするメリット・デメリット
まずはメリットです。
- 地元の不動産と付き合いが深いため、その地域の土地情報に強い
続いてデメリットです。
- 土地情報が少ない可能性がある
- 提案に時間がかかることがある
ハウスメーカーに土地探しをお願いする
まずはメリットです。
- 土地の情報量が多い
- スピーディーな提案をしてくれる
- 営業マンによって知識や情報量がことなる
ただし、工務店とハウスメーカーのどちらを選んでも、会社によってメリット・デメリットは異なります。
工務店でもスピーディーでたくさんの土地資料を用意してくれることもあります。
逆に、ハウスメーカーでも土地提案には力を入れていないケースもあるでしょう。
どのように土地探しのパートナーを探せばいいのか、疑問に思う方もいるはずです。
そんなときに、ぜひ相談してほしいのがおうちモールです。
おうちモールならお客様の要望やエリアに合った、工務店やハウスメーカーなどの住宅会社を中立の立場で紹介することができます。
ぜひお気軽にご相談くださいね。
不動産屋に土地探しをお願いする
そのため、物件数はそこまで多くありません。
しかし、自社の物件だとお得になるようにしてくれたり、他のお客さんの検討状況などを
詳しく教えてくれることがあります。
ネットで見て気になる土地が合ったら、その物件を扱っている不動産屋に行って情報を貰うといいでしょう
土地の売買契約直前に確認すべきこととは

契約前に最後に確認すべきポイントがありますので、チェックしていきましょう。
引き渡しまでのスケジュール
しかし、土地に申請や造成が必要だと、契約後すぐに決済や引渡しを行うことができません。
このような場合は、細かなスケジュールを貰って引渡しまでの日程を明確にしてください。
スケジュールがズレてしまうと予定通りに建物の着工ができません。
住宅会社にも迷惑をかけてしまいますので、契約後も進捗を細かく確認するといいでしょう。
値引きや手付金の金額
買付とは契約前の予約のような意味合いを持ちます。
買付を出すことで、他のお客様からの検討を一旦ストップさせて、金額などの交渉が可能です。
契約時にトラブルにならないよう、買付時に値引き額や手付金の相談はしておきましょう。
契約書や重要事項説明書の内容
契約時に初めて目にする場合がほとんどですが、これらの書類は事前にチェックすることができます。
自分達に不利な契約書になっていないか、スケジュールや金額は相談した通りになっているかを確認してください。
ただし、契約書などは専門用語が多く書かれているため、わかりにくいかもしれません。
そのため、住宅会社の営業マンに代わりにチェックしてもらってもいいでしょう。
まとめ
建物は住んでからリフォームして手直しすることができますが、土地は1度建ててしまったら変更はできませんからね。
ぜひ、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社に依頼して土地を探してもらいましょう。
おうちモールでも、土地探しのポイントをお伝えしたり、土地探しを積極的に行ってくれるハウスメーカーを紹介することができます。
建築エリアに合った工務店も紹介しますので、ぜひ土地探しを手伝ってもらってください。
良い土地に出会い、理想の注文住宅を建てましょう。
おうちモールは、FPや宅建などの国家資格を持つプロのアドバイザーが
あなたにピッタリの住宅会社をご紹介する注文住宅の相談窓口です。
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