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注文住宅でお洒落な平屋を建てたい!価格別間取り例や先輩の失敗例もご紹介

近年、平屋の需要がどんどん増えてきています。
しかし、二階建てに比べるとハウスメーカーの平屋の建築数はまだ少なく、間取りや実例は多くありません。

そのため、どのような間取りを作ればいいか迷う方もいるのではないでしょうか。
  • おしゃれで使いやすい間取りとは?
  • 平屋の良さを活かした間取りを作りたい!
このように考えている方のために、本記事では費用・坪数・テイストに合った平屋の間取りを紹介します。

目次

  • そもそも注文住宅における「平屋」とは?
  • おしゃれな平屋を建てるコツ6選
  • 【500~1,000万円】費用を抑えたローコストな平屋の間取り例
  • 【1,000~2,000万円】おしゃれな平屋の間取り例
  • 【2,000~3,000万円】ファミリー向けの平屋の間取り例
  • 【4,000万円以上】夢をかなえる理想の平屋の間取り例
  • 平屋でよくある失敗例
  • いま人気の中庭のある平屋
  • 平屋で人気の外観を紹介!アメリカンハウス、和モダン、シンプルモダン

そもそも注文住宅における「平屋」とは何か?

平屋とは一階建ての建物です。

中には階段から上へ上がって、ロフトや小屋裏収納がある間取りもあります。
「階段があるなら二階建てじゃないの?」を思う方もいるでしょうが、天井の高さが1.4m以下であれば平屋です。

ロフトや小屋裏収納部分は延床面積に含まれないので、固定資産税の対象にはなりません。
ただし、延床面積でなくても建築費はしっかりとかかりますので注意しましょう。

平屋のメリット

平屋ではワンフロアで生活ができるという特徴がありますが、そのメリットとしては次のようなものがあります。
  • 階段を上り下りしなくていい
  • コミュニケーションを取りやすい
  • 老後も生活しやすい
  • 掃除が楽
将来のことを考えて平屋を選ぶ人が増えているというわけです。

平屋のデメリット

平屋のデメリットは次の4点です。
  • 費用が割高になることが多い
  • プライベート空間を作りにくい
  • 広い土地が必要
  • 日当たりが確保しにくい
平屋は基礎や屋根の面積が広くなるため、二階建ての建物に比べて割高になります。
また、ワンフロアでの生活なので、各居室へ音が響きやすくプライベートが保たれにくい点もデメリットです。

土地が狭かったり、すぐ目の前に建物があると建築面積や日当たりの関係で建築しにくいということもあります。

お洒落な平屋を建てるコツ6選

 

おしゃれでかっこいい平屋の間取りを作るためのポイントを6つお伝えします。

屋根の勾配を活かした空間づくりをする

平屋を広く見せるためには、屋根の勾配を活かした空間づくりが効果的です。
天井を斜めにする勾配天井を採用すると、かなりおしゃれな空間に仕上がります。

また、勾配天井の部分に板や木目のクロスを張ったり、シーリングファンを採用することでかっこよさもプラスできますのでおすすめです。

窓の位置・大きさを工夫する

平屋をかっこよくしたいなら、窓の位置や大きさを工夫してください。

なるべく高い位置に窓をつけると、日当たりを確保しやすくなります。
また、外からの目線も気にならず安心です。

大きな窓をつけて、外の景色が眺められるようにしてもいいでしょう。
外が良く見える大きな窓は、空間を広く見せる効果がありますのでおすすめです。

ロフトや1.5階スペースを作る

平屋の空間を有効活用したいなら、ロフトや1.5階スペースを作りましょう。

ロフトを作って、自分だけのかっこいい趣味部屋にしても良いですね。
ただし、天井付近は熱気が溜まりやすいので、空調設備は忘れずに採用してください。

また、1.5階スペースを作って子供の勉強スペースにしてもいいでしょう。
二階建てに例えると、スキップフロアのような空間です。

1.5階スペースの下は、天井の低い大容量収納を作れます。
小屋裏収納のように階段で荷物を運ぶ必要がないため、ものの出し入れが簡単です。

デッキを作って外とのつながりを

広い土地に平屋を建てるなら、デッキを作って内と外のつながりを作りましょう。
タイルデッキやウッドデッキを建物の床の高さに合わせれば、室内とつながっているように感じることができます。

リビングとつなげれば、広々リビングの完成です。
バーベキューをするときや、ペットと外で遊ぶときなども使い勝手が良くなります。
 

廊下は必要最低限に

おしゃれでかっこいい平屋を作るなら、ある程度の広さを確保する必要があります。

狭くてこじんまりした空間では、かっこよさを感じにくいです。

 

そのため、廊下は必要最低限になるような間取りを採用してください。

LDKから各居室につながるような間取りも人気です。

 

ただし、トイレや寝室などの音が気になる空間は、プライベートを保つためにあえて廊下でつなぐという手法もあります。

 

最低限の廊下をうまく活用して、広い居住空間を確保しましょう。

洗濯物を干す空間を考える

平屋を建てるときは、洗濯物を干す空間を考える必要があります。

室内干しなら、来客から見えにくい場所に室内物干しをつけたり、ランドリールームを採用してください。

外に干す場合は、通行人に洗濯物を見られるのを気にする方もいますよね。
その場合は、奥まった場所に物干しスペースを作るなどの工夫をしてください。
間取りとは異なりますが、外構で目隠しフェンスをつけることも効果的です。

また、室内からの目線も意識しましょう。
リビングの大きな窓の目の前に洗濯物を干すと景観が損なわれます。

昼間に長時間過ごす空間の窓の前には、洗濯物を干さないようにしましょう。

【500~1,000万円】費用を抑えたローコストな平屋の間取り例

建物本体の価格が500~1,000万円のときの平屋の間取りを考えていきましょう。
平屋の坪単価が40万円のローコストメーカーで建てると仮定します。

すると、500~1,000万円の予算の場合、12.5~25坪の建物が建てられることがわかります。

10坪台の平屋は、1LDKの間取りが妥当です。
15坪の間取りのときの間取りの割り振りを見てみましょう。
  • LDK:13~14畳
  • 洋室:6~8畳
  • 玄関:2~3畳
  • 風呂・洗面・トイレ:5畳
かなりコンパクトです。
各空間には収納も含みます。

2人住まいの人なら良いですが、3~4人家族なら最低でも20坪台の間取りを作りましょう。

25坪のときの間取りの割り振りを考えます。
  • LDK:15~18畳
  • 主寝室:7~8畳
  • 洋室①:5~6畳
  • 洋室②:5~6畳
  • 玄関:3~4畳
  • 風呂・洗面・トイレ:6畳
  • 廊下等:2畳
主寝室と子供部屋を2つ作った、3LDKの建物です。
10坪違うとかなりのゆとりが出ることがわかりますね。

廊下をなるべく減らして、居室を広く取れるように工夫しましょう。

【1,000~2,000万円】おしゃれな平屋の間取り例

1,000万円~2,000万円で建てる、おしゃれな平屋の間取りを紹介します。

坪単価50万円のハウスメーカーと仮定すると、20~40坪の平屋を建てることが可能です。
30坪の家に4人家族で住むことを想定して、間取りの割り振りを考えてみましょう。
  • LDK:18~20畳
  • 主寝室:7~8畳
  • 洋室①:5~6畳
  • 洋室②:5~6畳
  • 畳コーナー:3~4畳
  • 玄関:3~4畳
  • SIC:1畳
  • 風呂・洗面・トイレ:6畳
  • ランドリールーム:3畳
  • 廊下等:2畳
太字の空間がポイントです。

広めのLDKとリビング横の畳コーナーを採用することで、LDKにかなり開放感が出ます。
畳コーナーは小上がりにすると、よりおしゃれな空間に仕上がるでしょう。

また、SICやランドリールームを採用することで、靴や洗濯物を来客に見られることがないため、生活感を感じにくくすることができます。

【2,000~3,000万円】ファミリー向けの平屋の間取り例

ファミリー向けの平屋を採用するなら、2,000~3,000万円の予算を確保しましょう。
平屋の坪単価が60万円のハウスメーカーで建てた場合、33~50坪の間取りを採用することができます。

4人家族で40坪の平屋に住む場合の間取りを考えてみましょう。
  • LDK:20~23畳
  • 主寝室:8~10畳
  • 洋室①:6~7畳
  • 洋室②:6~7畳
  • 畳コーナー:3~4畳
  • スタディスペース:2~3畳
  • ファミリークローゼット:3~4畳
  • 玄関:5~6畳
  • SIC(ウォークスルー):2~3畳
  • 風呂・洗面・トイレ:7畳
  • ランドリールーム:3畳
  • 廊下等:3畳
各居室をかなり広めに取ることができます。
リビングに畳コーナーやスタディスペースを併設すれば、30畳を超えるLDKを作ることも可能です。

ファミリークローゼットやランドリールームを近くに作ることで、家族の洗濯物を「干す・しまう」の作業が楽になるでしょう。

また、ウォークスルータイプのSICを取り入れることで、子供でも靴の収納をしやすくなります。
SICにミニ手洗いをつけて、帰ってきたら手を洗う習慣を身に付けさせてもいいですね。

予算が余ればロフトや小屋裏収納を採用してもいいでしょう。

【4,000万円以上】夢をかなえる理想の平屋の間取り例

4,000万円以上の予算があれば、大手ハウスメーカーで平屋を検討できます。
平屋の坪単価が80万円を想定すると、4,000万円の予算で50坪近い建物を建てることが可能です。

4人家族で住む、45坪の平屋の間取りを考えてみます。
  • LDK:23~25畳
  • 主寝室:8~10畳
  • 洋室①:6~7畳
  • 洋室②:6~7畳
  • 和室:6~7畳
  • スタディスペース:2~3畳
  • ファミリークローゼット:3~4畳
  • 書斎:3畳
  • 玄関:5~6畳
  • SIC(ウォークスルー):2~4畳
  • 風呂・洗面・トイレ:7畳
  • ランドリールーム:4畳
  • 廊下等:3畳
45坪の平屋では、25畳の広々としたLDKを採用することができます。

また、6畳以上の和室も確保できるため、板の間や押入れを採用した本格的な仕上げにすることも可能です。

スタディスペースの他に書斎を採用すれば、誰にも邪魔されずに趣味や仕事に没頭できます。

45坪の平屋なら、5人家族や二世帯の方でも暮らしやすい間取りを作ることができるでしょう。
 

平屋でよくある失敗例

平屋でよくある失敗例を紹介します。

生活動線が悪くなる

平屋は2階建てと比べて、建物の端から端までの距離が長いです。そのため、各空間の距離が離れてしまって、生活動線が悪くなったという失敗例があります。

玄関を南東、洗面脱衣所を北東に配置した場合、帰宅後に手洗いうがいをするまでの動線が長くなってしまいます。子供やペットが泥だらけのときでも、多くの空間を横切って洗面所まで行かなければならないため不便です。

また、玄関とキッチンが遠い場合は、買い出しした食材を運ぶのが大変になったり、ゴミ出しのときの動線が悪くなったりしますよね。

このように、平屋は建物全体が長くなりやすいため、より動線にこだわった家づくりをすることがポイントです。どの空間が近ければ効率の良い暮らしができるのかを考え、間取りを考えましょう。

 

家族それぞれのプライバシーが保たれにくい

平屋はワンフロアにLDK・寝室・子供部屋などの、すべての空間が配置されます。そのため、2階建てと比べてそれぞれのプライバシーが保たれにくい間取りになりやすいです。

例えば、次のような失敗事例があります。

  • LDKの生活音や声が気になって寝室でゆっくり寝られない
  • 子供の友達が遊びに来ているとリビングに居ても気を遣う
  • 来客中だとトイレや入浴がしにくい

これらの失敗事例は、階段がある2階建てと比べて平屋の方が多いです。あえて廊下を作ったり、プライバシーな空間はLDKと離して配置するなどの間取りの工夫を行いましょう。

日当たり・風通しが悪い

平屋を建てたら、思ったより日当たりや風通しが悪かったと感じる方も少なくありません。ワンフロアに全ての空間を配置する平屋は、希望するような窓が施工できない部屋等が出来てしまうことがあります。北側の窓だけだと暗くて寒い部屋になってしまったり、一方向しか窓が無いと風通しが悪くなったりします。LDKや各居室はなるべく二方向に窓が配置できるような間取りを考えてみましょう。勾配天井を採用して上から明るい光を取り入れる方法もおすすめです。

 

外からの目線や防犯面が気になる

住んでから分かる失敗例が、外からの目線や防犯面です。寝室などのプライベートスペースも1階にある平屋は、道路からの目線が気になることがあります。道路面に窓は高めに配置したり、遮光性の高いカーテンを取り入れるなどの工夫を取り入れましょう。

 

また、平屋は1階の窓が多いため、泥棒などの侵入経路の選択肢も増えます。建築面積も大きいので道路からの死角も多くなりやすい点も、狙われやすくなる要因になります。なるべく見通しの良い外構を取り入れたり、屋外にセンサーライトを採用するなどして防犯対策にもしっかりと力を入れてくださいね。

 

いま人気の中庭のある平屋

 

平屋を建てる方の中で注目が集まっているのが「中庭のある平屋」です。中庭とは、建物の壁や建物に囲まれた庭のことを指します。中庭がある平屋が人気な理由を確認していきましょう。

 

プライバシーが保たれた空間が作れる

平屋を建てる方の中には、リビングからウッドデッキなどを繋げてアウトドアリビングを楽しみたいという考えの方も多いです。しかし、ウッドデッキや庭が道路や隣家から丸見えでは、ゆったりとアウトドアリビングを楽しむことが出来ませんよね。中庭のある平屋なら、外からの目線を気にせずにゆったりと過ごすことができます。

また、中庭側の大きな窓はカーテンを付けなくても、家の中が見えることはありません。明るい日差しがたっぷりと入る明るい家で過ごせるのは大きな魅力の1つです。

 

各空間と庭のつながりが強くなる

中庭の周りを建物で囲めば、家のさまざまな空間から中庭へアクセスすることができます。LDKから繋げてアウトドアリビングを楽しむのはもちろん、脱衣所と中庭を繋げて洗濯動線を良くすることもできます。

 

防犯面の強化ができる

中庭がある家は、大きな窓を建物の内側に施工できるため、外側に小さな窓を配置するだけでも採光・採風が確保できるケースが多いです。建物の外周面に大きな窓が無いと、泥棒は侵入しにくく家の中の様子も確認しにくいです。そのため、防犯効果が期待できます。

中庭のある間取りはたくさんのメリットがありますので、気になる方はぜひ採用してみてくださいね。ただし、排水計画や湿気が溜まりにくくするための工夫などが必要です。おうちモールでは中庭ある平屋の施工実績が豊富なハウスメーカーもご紹介できますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

平屋で人気の外観を紹介!アメリカンハウス、和モダン、シンプルモダン

平屋でも、二階建てと同様にさまざまなテイストの外観に仕上げることができます。中でも人気な外観が、アメリカンハウス・和モダン・シンプルモダンの3つです。それぞれの特徴を紹介します。

 

アメリカンハウスの平屋

アメリカンハウスの特徴は、大きな三角屋根とカバードポーチのある外観です。カバードポーチとは、建物の正面に屋根付きのウッドデッキを施工した玄関ポーチのことを指します。外壁の色は、ホワイトやブルー系のような爽やかなカラーが人気です。よく見える面の窓は、上げ下げ窓にするとアメリカン風のデザインに近づくでしょう。

 

和モダンの平屋

和とモダンを融合させた和モダンテイストも根強い人気がある外観テイストです。特徴は、重厚感のある軒の深い外観です。ベースの色味はホワイトやブラック、グレーなどのモノトーンが多く、アクセントに和テイストの木目が取り入れられます。モダン住宅のスタイリッシュさを取り入れつつも、和風の落ち着きや温かみも大切にしたいという方におすすめな外観テイストです。

 

シンプルモダンの平屋

シンプルモダンの平屋は、無駄なものを極力減らしたスタイリッシュな外観の事です。建物の正面に大きな窓が無かったり、柄のないシンプルな外壁が特徴として挙げられます。また、屋根の存在感も無くすために、軒の出がほとんどない片流れ屋根等が採用されるケースが多いです。色は、ホワイト・ブラック・グレーなどのシンプルな色が人気です。現代的なかっこいいデザインを取り入れたいが、飽きの来ない家にしたいという方におすすめな外観でしょう。

 

まとめ

人気の高い平屋は間取りの考え方が難しく、頭を悩ます方がたくさんいます。

動線・採光・採風などを意識して、暮らしやすい間取りを作りましょう。
実際に住んでから「失敗した」と後悔する方も少なくありません。
また、平屋はハウスメーカーが公表している坪単価よりも割高になることも少なくありません。
そのため、予算組みの際にも注意が必要です。

おうちモールでは平屋を希望するお客様の予算の要望を踏まえて、最適なハウスメーカーを紹介しています。

また、ハウスメーカーによって得意なテイストが異なりますので、テイストに合った会社にお願いすることが大切です。

お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。
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