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中立的な立場でアドバイスを受けられる住宅の相談サービスは普及するのか?調査データをもとに解説!
住宅の相談サービス「おうちモール」は住宅購入検討者に中立な立場で予算や住宅会社選びのアドバイスしています。
しかし相談サービスを利用して住宅購入を進める人はまだ少数派のように感じます。そこで、多くの人はどのように住宅購入を進めているのか、住宅購入後に後悔したことはないのか、また住宅購入検討時に相談サービスを実際に利用した場合はメリットがあるのでしょうか。
今回は、過去に調査を行った社内データをもとに解説します。
これから注文住宅の購入を検討していて、
- 実際に購入した人は注文住宅をどのように検討したのか?
- 住宅の相談サービスの利用はメリットがあるのか?
と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
【調査概要】
・調査対象:愛知県の注文住宅購入経験者300人と注文住宅購入検討者300人合計600人
・調査期間:2022年12月2日~5日
・調査委託先:マクロミル
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:609人(女性338人、男性221人)
・回答者の年代:20代 22.6%、30代 52.5%、40代 24.9%
サマリー
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検討初期段階での行動TOP5は、1位「住宅展示場に行く」(60.4%)、2位「住宅会社へ直接相談した」(13.9%)、3位「家族・親族や詳しい人に相談した」(10.9%)、4位「本やインターネットで情報収集した」(8%)、5位「住宅の相談サービスを利用した」(6.5%)。
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住宅相談サービスの認知度は48.9%という結果に。しかしこれから住宅購入を検討している人の半数以上が「利用してみたい」と回答。「効率よく家づくりできそう」と期待する声がある一方、「本当に中立かわからない」「コスト増になりそう」と不安視する声も。
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注文住宅購入経験者の62.9%が「家づくりで後悔していることがある」と回答。
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住宅の相談サービスを利用した場合は、利用しなかった場合と比較して失敗や不満は改善傾向に。利用者の満足度調査では70%以上が「満足」と回答。
①検討初期段階での行動TOP5は、1位「住宅展示場に行く」(60.4%)、2位「住宅会社へ直接相談した」(13.9%)、3位「家族・親族や詳しい人に相談した」(10.9%)、4位「本やインターネットで情報収集した」(8%)、5位「住宅の相談サービスを利用した」(6.5%)。
難易度が高いとされる住宅の購入ですが、購入検討者は検討の第一歩としてどんな行動をとったかを調査したところ、60.4%もの人が「展示場へ行く」、13.9%が「住宅会社へ直接相談した」と回答しました。実に74%以上もの人が、直接住宅会社に相談しています。
それ以外では、知人などに話を聞いたりインターネットで調べるなど事前に情報を集めている人は25%程で、中でも住宅の相談サービスの利用はわずか6.5%という結果でした。
②住宅の相談サービスの認知度は48.9%という結果に。しかしこれから住宅購入を検討している人の半数以上が「利用してみたい」と回答。「効率よく家づくりできそう」と期待する声がある一方、「本当に中立かわからない」「コスト増になりそう」と不安視する声も。
アンケート調査時に相談サービスを「知っていた」と回答した人は48.9%で、半分以上の人がそもそも住宅の相談サービスというものがあることを知らないことがわかりました。
しかしこれから住宅購入を検討している、55.9%の人が「利用してみたい」と回答しており、「利用したくない」と回答したのはわずか9.5%という結果に。
自由回答では、「専門家のアドバイスを聞きたい」「自分で調べるより効率がよさそう」と相談サービスを信頼し、利用するメリットを期待する意見もありましたが、「公平なアドバイスがもらえるかわからない」「知らないところでコストが発生しそう」とサービスの公平性や安全性を不安視する声もありました。
③注文住宅購入経験者の62.9%が「家づくりで後悔していることがある」と回答。
それでは従来の家づくりの検討方法で満足度の高い家づくりは出来るのでしょうか。
調査結果では、注文住宅購入経験者の62.9%が「後悔していることがある」と回答。
具体的に後悔していることは、1位「間取り」(69.1%)、2位「設備」(37.0%)、3位「インテリアなどの仕様デザイン」(27.4%)と回答し、1から間取りや仕様を決めていく注文住宅ならではの後悔があると感じているようです。
4位以下は「購入予算や住宅ローン」(19.9%)、「ハウスメーカーや工務店選び」(18.4%)と回答しています。
注文住宅の場合、現物を見て買うということができず図面や資料を理解する必要があり、しっかりと確認しておかないとイメージと違ったということになりかねません。また、できた後にやり直すということも難しいので、住宅会社と契約する前に予算や要望を整理して、住宅会社と齟齬がないように共有する事が重要です。
④住宅の相談サービスを利用した場合は、利用しなかった場合と比較して失敗や不満は改善傾向に。利用者の満足度調査では70%以上が「満足」と回答。
住宅の相談サービスを利用した場合、家づくりでの失敗や後悔を減らすことが出来るのでしょうか。
最後に、注文住宅を建てる際の住宅会社選びについて失敗や不満があったかを相談サービスを利用した場合と利用していない場合で分けて調査しました。
「自分にとって最適な住宅会社がわからなかった」と回答した人が相談サービスを利用していない場合52.8%だったのに対し、利用した場合は33.2%と改善傾向が見られました。また相談サービスを利用した場合の方が「特に失敗や不満はなかった」と回答した人が7.1ポイント多く、住宅の相談サービスを利用することで住宅会社選びでの失敗を減らすことが期待できるといえます。
また実際に住宅の相談サービスを利用した人の満足度を調査したところ、70%以上の人が「満足」と回答しています。まだ利用者が少ない相談サービスですが、満足度も高く、住宅購入において特に住宅会社選びでの失敗を減らす効果が高いことがわかりました。
まとめ
調査結果から住宅の相談サービスを利用することで従来の家づくりの進め方よりも満足度の高い家づくりが出来ることがわかりました。
住宅の購入は多くの人にとって最も高額な買い物の一つです。
何度も購入するようなものではないので消費者には経験値がない場合が多く、供給側との知識や経験の差が消費者にとっての難易度を高くしています。
既製品ではなくそれぞれの理想を形にする注文住宅。
消費者にとっての難易度を下げ、あるべき形へとサポートできるのか、それが住宅の相談サービスにとっての役割なのでしょう。
おうちモールは、FPや宅建などの国家資格を持つプロのアドバイザーが
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